昔々、Axel Wilnerはストックホルムにある酒屋で働きながら、暇を見つけては音楽活動に励んでいました。しかし、デモCDがドイツの名門レーベルKompaktの元に届き、Kompaktの所属アーティストとして登録されると、Axelのそんな日々は終わりました。そして彼はThe FieldとしてのデビューLP ‘From Here to Sublime’を発表すると、さまざまな音楽関連のメディアで賞賛されたのです。
3枚目のアルバム(Loops of Your Heartというアーティスト名で発表した最新アルバムを含めれば4枚目)を出すにあたって、The Fieldのアピールするオーディエンスの範囲はますます広がってきている。テクノファンの心をつかむような絡み合う4/4拍子リズムのシンコペーション、それに加わるのがシューゲイザーを思わせるポップな繊細さと雰囲気。Richie HawtinがMy Bloody Valentineと共にジャムセッションしているのを想像してもらえれば、大体わかっていただけるだろうか。The Fieldは今年の夏、Fuji Rockに登場する予定だ。日本での演奏は今年2度目だが、Fuji Rockには初登場となる。今年の夏にどんなことを期待しているのか、本人がやわらかな口調で語ってくれた。
今日はTokyo Indieのために時間を作ってくれてありがとう。Fuji Rockでの演奏を楽しみにしていることと思います。今の心境は?
僕も、バンドのメンバー2人もとっても楽しみにしているよ! 日本で演奏するのは好きだし、Fuji Rockについてもいい話ばかりを聞いている。
今年の頭に日本でライブをしましたね。その時のライブについての感想は?
前回は初ライブに比べてかなりよかった。今後もこの調子でいけるといいなと思っている。
Fuji Rockでは前回と似たようなセットになる予定ですか?
セットは同じだけど、ドラマーが変わるよ!
日本では何かおもしろい発見はありました?
予想していたよりはあまりなかった。もちろんヨーロッパとはぜんぜん違う。いい意味でね。
Fuji Rockはますますエレクトロ系のアーティストの参加が増えてきていて、あなた自身もインディーズミュージックとエレクトロミュージック両方の分野からのファンを集めているといわれていますね。インディーズミュージックとエレクトロミュージックの境界線はどんどん曖昧になっていると思いますか?
数年前から2つの境界線ははっきりしなくなったと思っている。テクノミュージックの中にポップな要素があって、ポップミュージックの中にテクノの要素がある。それはいいことだと思う。どんな時でも、いくつかのものが互いに混ざり合って、新しいものが生まれるのって素晴らしいことだと思うよ!
Thom YorkeやSasha, Battlesなどの大物アーティストの楽曲をリミックスしていますが、どれがいちばん気に入っていますか? 理由があれば教えてください。
MIracleのThe Visitorがお気に入りのひとつだよ。僕にとって心地よい音楽で、リラックスできるんだ。
今はベルリンにいるそうですが、現在スカンジナビアの国々から注目すべきエレクトロミュージックがどんどん発表されているようですね。だれか気になっているアーティストはいますか?
Andreas Tillandersによる、303をたくさん使った新しいプロジェクトに注目している。それからRoll the Diceは大好きだよ!
初めてThe Fieldの音楽を聴く人にはどの曲をおすすめしますか?
どの曲もそれぞれテイストが違うから難しいけれど、ダンス向けなのは’istedgade’か’Everyday’で、アンビエントなのは’Kappsta’と・・・それからMiracleのリミックスかな!
The Fieldは7月27日(金)フジロックフェスティバルにて演奏予定。今年のフェスティバルにぜひ参加しよう!(2012年7月27日ー29日)
3日通し券:¥42,800(税込)
1日券:¥17,800(税込)
詳細、チケットの購入方法はFUJI ROCK FESTIVALの公式ウェブサイトでご確認を。
執筆:Mark Birtles
翻訳:永田 衣緒菜
2012年7月1日
