東京の新年会もそろそろ落ち着いてきた今日この頃、盛りだくさんの1月のイベントのことで皆、頭がいっぱいなのでは? これでは、せっかく立てた2012年新年の誓いが無駄になるという人も多いはず。1月28日開催、クリエイティヴマンのイベント
レイダースでは新鮮でエキサイティングなバンド達が、彼らの才能を知らしめるべく初来日、ヴァージン・アトランティック航空の協力により実現したこのプロジェクトでは、いま旬のアーティスト達を日本に紹介するのが目的だ。数週間後日本にやってくることになったラッキーなバンドの一つ、ウェールズ出身の4人組バンドIsleのEmmaにインタヴューし、このエキスペリメンタルなロック・グループの正体に迫った。
まずはじめに、おめでとうございます! 来日が決まってさぞかし喜んでらっしゃるんじゃないでしょうか??
もちろん!メンバーのうち誰も行ったことのない場所だったしね。大きな大陸の隣にある列島ということもあって、世界の反対側にあり全く違った歴史と文明を持ちながらも、何かイギリス通じるものを感じる国だと常々思っていたの。日本のような素敵な国に行くことができて本当に嬉しい。他のバンドメンバー達は味の素スタジアムに行きたがってるみたいだけど、私はそんなにそそられないので温泉につかったり、文化的なものに触れたり、観光したりしようと思ってる。
皆さんはそれぞれ、Isletを結成される前からバンドとしてご活躍されていましたが、Isletは それらのサウンドの融合体なのでしょうか、それともこれまでとは違ったことに挑戦するための新たな切り口なのでしょうか。
このグループを立ち上げたとき、決まった役割や楽器に縛られない新しい視点で自分たちを見るきっかけにしたかったの。いわゆる「ギタリスト」や「シンガー」というものもIsletには存在しない。だから、これまでやってきたこととはだいぶ違う。みんなライブで演奏するのが好きだから、一緒にやることでよりいいエネルギーが出ている感じ。
よく聞かれる質問だと思いますが、活動開始からどうしてウェブでの情報発信をしないことにしていたのですか?
何か掲載する内容が出てきたらサイトを立ち上げようと思っていた。当然のことながら、まず音楽ありき、作品やライブの日程が決まるまではサイトだけあっても意味がないと思ってたしね。最近、isletislet.comっていう新しいサイトをやっと立ち上げて、ここでポスターやライブのアーカイブなど色々なコンテンツを見ることができるようにしたの。
自らファンジン(fan + magazine)を発行されていますが、このことによってファンの皆さんとよりダイレクトにつながっていると感じられるのでしょうか。
Fanzine「The Isness」を作るのは本当に面白い。たまたま時間と余力があるときにだけ作っているからすごく気まぐれな発行なんだけど、無料配布だし、まあそれでもいいかなと思ってるわけ。ファンのみんながイラストや写真、記事等を送ってくれるのがすごくありがたい、ある意味クリエイティブなやり取りができるし。みんなものをつくるのが好きだから、たまに紙や糊やなんかを引っ張り出す口実みたいなものかも。マークと私でCDジャケット、ポスター、Tシャツを作って自宅から発送してたり、自分たちで何でもやっちゃうシステムなのよ。
どこかで、音楽活動とは別に職業をもってらっしゃるという記事を読みましたが、何をしていらっしゃるのですか?
(笑) どこにそんなことが書いてあったの? 他に仕事を持ってるのは、 そうでもしないと食べていくのは大変だから。
仕事と音楽活動のバランスをキープするのは難しくはないですか?
やりくりが難しいときもたまにあるけど、みんな自分のやりたいことがすべてできているのは恵まれてると思っている。ちょっと困るのは、フル・タイムのミュージシャンだと思われてると、一日中テレビ・ゲームしてるんじゃないかとか考えられてしまうこと。確かに、あまりたくさんは全員で音楽活動のために時間をかけられないけど、その分一緒に居られる限られた時間はとても大切にできるの。
イギリスのミュージシャン、S.C.U.Mと共演されることになりますが、彼らのファンだったりされるのでしょうか?
まだ実際に見たことはないのだけれど、ウィキペディアにメンバーの一人の手の動きが面白いって書いてあったから、それを見るのが楽しみ。
日本の観客へのアピールは?
人に何をすべきか指図したりしない、自由な発想と表現を尊重するバンドに興味があったらぜひ見に来てほしい。(あれ、言ってることが矛盾してる?)

執筆:Mark Birtles
翻訳:小堤 明日香
2012年1月16日
