フジロック2012プレビュー

Fuji Rock Festival 2012 Preview Main Image

毎年、FUJI ROCK FESTIVALに参加するアーティストリストを見る度に、背筋がゾクゾクしてしまう。大きな懸念を抱えながら(それでも素晴らしいフェスだったふぁ)開催された去年のフジロックだったが、今年はフジロックの主催であるスマッシュが全力を尽くして立て直しに取り組み、最高の野外音楽フェスを提供する。先立ってヘッドラインがThe Stone RosesとRadioheadになると発表されたとき、音楽関係のメディアやファンに予想通りの興奮の嵐が巻き起こった。Liam GallagherのBeady EyeとNoel GallegherのHigh Flying Birds(兄弟げんかを避けるために違う日に演奏する予定)の出演発表は、かなりのファンを卒倒させ昇天させてしまったはず。今回のフジロックは、(ビートルズがジョンとジョージのホログラムと共に再復活するまでは)親英派の日本の音楽ファンにとって最高峰のフェスとなるに違いない!

 大物ばかりが揃うヘッドライナーに加え、そのほかにも日本と海外のアーティストが名を連ね、そのほとんどはフジロック初出演となる。エレクトロミュージックのアーティストの出演が引き続き増えているのも嬉しい知らせだ。主催者がいかに旬のアーティストを把握しているのかがよくわかる。

 難しい話は終りにして、さっそくTokyo Indieがお勧めする必見アーティストをご紹介しよう。


金曜日

この日の難問はヘッドライナーだ。The Stone Roses、Toots、The Maytals、James Blake!? 著者としては、イギリスでのライブチケットを必死で予約しようとしていた故郷の友人に自慢するためにも、マンチェスター出身のThe Stone Rosesをプッシュしたい。ほかのステージでは、豪華アーティストの登場が期待される午後のDjango Djangoと、夜のPlanet Grooveをお勧めする。ファスト・フィンガーと呼ばれる高速プレイで有名のAraab Muzikの出演も本当のようだし、The Fieldと、UK出身の期待のグループFactory Floorによるエレクトロニックミュージックに酔いしれるひとときも待ち遠しい。

土曜日

著者にとってのこの日の目玉はふたつ。CaribouとSpiritualizedだ。どちらもまだ見たことがないのだが(イギリスでも日本でも何度もツアーしているにも関わらず!)、両グループともライブの評価はいつも高い。Swiss LipsとThe D.O.T.は、見る価値あり。両アーティストもフェスの注目アーティストになると期待しているのだが、雨の時や夜にはぴったり、でも晴れた午後には向かないRed Marqueeで演奏することになっているのが残念だ。フランスのエレクトロミュージックを求めているなら、今までと同じように聴衆を魅了するJusticeとBusy Pがお勧め。それから、Tribal Circusのラストを飾るAgoriaが、もし“La 11eme Marche”を演奏したら会場の屋根が落ちてしまうこと間違いない。このトラックのブレイクダウンを聞けば著者の言っていることがわかるはず。これ以上に最高のものはない!


日曜日

White StageでFucked Upが音楽フェスでは定番のシャウト系ハードコアパンクを披露し、Explosion in the Skyが重厚かつ広がりのある最高級なサウンドを提供する。Red Marqueeステージには、カメラ嫌いのバンド“∆”(ヒント:Alt-J/アルト・ジェイと読む)が登場。興味深いことに彼らの音楽は“folk-step”と分類されている。それに続いてThe Shinsが登場する予定。彼らも素晴らしいバンドであることは間違いないが、メインステージでRadioheadが同時に演奏するため、どれだけ多くの聴衆を引きつけられるかが課題となっている。2003年のグラストンベリーで推計10万人の観客を集めたRadioheadのステージは必見なことは確かだ(The Shinsには申し訳ないが…)。Red Marqueeのトリを飾るUKの最先端をいくAnnie MacとDe De Mouse、それからTokyo Indieの友人Mop of Headも見逃せない。


フジロックフェスティバルは7月27日から29日にかけて開催される。ぜひ会場でお会いしましょう! Tokyo Indieは恒例のサイダー販売テントの付近で飲んでいる予定!

3日通し券:¥42,800(税込み)

1日券:¥17,800(各日限定10,000枚)

チケット購入に関する詳細は、公式HPにてご確認を

執筆:Mark Birtles

翻訳:永田 衣緒菜

2012年7月13日