Hot Since 82来日 『超ー楽しみだ!待ちきれない!』

Daley Padleyは多くの成功を経験してきた。イギリスヨークシャー出身で、自身の名Daley Padleyとして10年以上electro-house music界に君臨してきた。伝説のDJ/プロデューサーであるRoger Sanchez は2007年最も注目のアーティストとしてDaleyを挙げ、Eric Morillo、そして P Diddyまでもが彼を高く評価する。 けれども近年は、Hot Since 82として音楽活動の次のステップに移り、UKのクールなアンダーグラウンドミュージックをプロデュースするという、ディープハウスのリバイバルを引き起こす先導者となっている。2011年にその突破口としてシングル“Let It Ride”がJaymo and Andy Georgeの Noir Music レーベルよりリリースされ、イビザでは超ポピュラーチューンになると同時に、以来Richie HawtinやSeth Troxler, Maceo Plexをはじめ他にも多くの名高いアーティストとの共演を楽しんでいる。
彼の洗練された音楽がUKクラブシーンのメインストリームとなったことで、Norman Cookは、幕張のビーチが開場となる6月1日(日)Big Beach Festivalに彼の初出演を決定した。そこで私たちは来日を目前にした心境をDaleyにインタビューした。
今年はHot Since 82にとってすばらしい年ですね!来日は楽しみですか?
ありがとう。そしてもちろんすごく楽しみにしているよ。
ありきたりな表現はあまりしたくないけど、日本はすごく訪れてみたい国の一つなんだ。日本の食文化、生活のスタイル、人々の思考や多様な歴史はすごく興味深いから。
新しいアーティストとしてピックアップされることが多いですが、イビザなどで既に10年以上活躍してますよね。Hot Since 82は以前の活動と比べて何が違いますか?
Hot Since 82 は、売り上げとか成功というストレス無しに、より自然なプロセスで活動出来ているよ。こんなふうに活動ができてすごくラッキーだと思う。成功を強く願いすぎて、現実の厳しさに絶望している人々を見ているからね。それはとてもラッキーなことだし、一瞬一瞬をすごく楽しんでる。
自らを“ヨークシャー出身としての誇りを持っている”と表現して、リーズを拠点に活動してますね。私もリーズに5年間住んだ経験があって、ヨーロッパのクラブシーンではNO.1の都市だと考えていますが、その辺りはどう思いますか?
なんだ、じゃぁリーズをよく知っているんだね、はは。クラブ音楽が盛んな街特有の人々の愛や温かさの感じを分かってもらえるね。イギリス北部の人々はホントにとてもフレンドリーで、あんまり真面目に考えない。リーズのクラブシーンは独特だね。他と違って特別な雰囲気の場所で、皆感じが良くてありのままにふるまってて、そんな素直な感じが人々に根付いているんだ。
クラシックとディープハウスのリバイバルは、時に過去の模倣であると揶揄されますが、そのことについてどう考えますか?
それは思い違いだね。ダンスミュージックシーンは最高だと思うし、ハウスや”EDM”が人気なのはすごくいいと思うよ。みなこれらのサウンドを聴きながら、笑顔ですごく楽しそうに夜中踊り明かす様子がよく見られるけど、なぜそれを悪く言えるのかな。世間はすぐ批判して意味の無いことを言いたがるけど。ただ音楽を楽しんで、思いのままにダンスすればいいのさ。
夏にアルバムをリリース予定ですが、サウンドはどのように仕上がってきていますか?
すごくいいよ。これはデビューアルバムというより、自身のmixプロジェクトという感じかな。
コンピレーションミックスのようなコンセプトなんだ。すばらしいアーティストと一緒に制作して、とても良い経験になった。すごくロックテイストだからワクワクしてるよ、こんな感じだけど、ダンスフロアにぴったりに仕上げてある。
Big Beach フェスで絶対かけたいトラックは?
Hot Since 82 のHot’s Grooveは絶対、かなり盛り上がるね。
東京にいる間にしてみたいことはありますか?
うぅぅ…すごく楽しみ過ぎて…このインタビューでもう東京に行く気分十分さ。
超ー楽しみで待ちきれない!
Hot Since 82のサウンドを一言で表すと?
PARTY!(パーティ!)
Daleyさんありがとうございました。
Hot Since 82の待望の新作 ‘Hot Jams 1&2’ EP が 5/22にKSRよりリリースされる。 iTunesとデジタルダウンロードのみで購入可能。Hot Since 82は Basement Jaxx, NormanCook や Maya Jane Colesなどと共に 6/1(土)幕張で行われるBig Beach Festival 2013に出演します。詳細やチケットに関するお問い合わせは、 Big Beach Festivalのウェブサイトをご覧下さい。
執筆:Mark Birtles
翻訳:石川香