Tokyo Indie

Sulk – Wishes

今、私が最もライブを見たいバンド。それがSULKだ。

彼らは8月15日に、このシングル「Wishes」でデビューする。潜水しているような、もしくは蜃気楼の中にいる様な揺らぎのある、サイケなシューゲイズサウンドが心地よい。あなたがもし80年代後半～90年代初頭のブリットポップ/ロックファンなら、冒頭のギターリフを耳にした時点で不思議な親しみを覚えるかもしれない。実際、The stone rosesやSuedeなどといったバンドによく例えられる彼ら。しかし、彼らの音楽からは単純なリバイバルというよりも、むしろ”融合”という要素を感じずにはいられない。ピースフルで明るいギターにグランジっぽいラウドなドラムが鳴り、リバーブがたっぷりかかったヴォーカルが乗っかってくる。ここ最近出現してきた、シューゲイズサウンドを携えたバンドの中では個性的な存在と言えよう。